本日、大阪都構想の重大な鍵を握る、大阪市特別区設置住民投票が行われます。
「大阪市」のことではありますが、巨大な政令市である大阪市の運命を左右するということは、大阪府の運命を左右します。また、日本を代表する都市大阪府を左右する問題は、日本を左右することになります。本日は、日本の運命を分ける一日と言っても差支えないでしょう。
前回、
投票の際に必ずやるべき第一歩を書きました。あれは個人的志向を完全排除して書きましたが、今回は自分の意見を入れつつ、これまでに行われた各紙世論調査から、大阪市住民投票の結果を考察していきます。
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各誌世論調査の結果
朝日新聞:賛成33%、反対43%、無回答・わからない24%
(http://www.asahi.com/articles/ASH5B51R6H5BUZPS004.html)
産経新聞:賛成39.5% 反対47.8% 無回答・わからない12.7%
(http://www.sankei.com/west/news/150510/wst1505100045-n1.html)
読売新聞:賛成34% 反対50% 無回答・わからない16%
(http://www.yomiuri.co.jp/feature/matome/20150511-OYT8T50033.html?from=yartcl_popin)
共同通信:賛成39.5% 反対47.8% 無回答・わからない12.7%
(http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS10H0S_Q5A510C1PP8000)
記事に記載されたつっこむべき2つの事実
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上記世論調査の紙面から、個人的におもしろいと感じた
「事実」について2つの点を抜粋しました。紙面の記述にも記者の志向が入るため、感想めいたものは排除します。
1.
内容が周知されるにしたがって反対がふえていったという事実
タイトルに「予想」なんて書いてしまいましたが、各紙10ポイント前後差がついているわけですから、もう予想も何もありませんね。本来であれば決まったも同然です。反対派の勝ちです。なぜなら、時間を経るにしたがって情報が浸透し、反対がふえていったわけですから、理性的に判断しての結果です。自分が住む自治体の重大事項についてせっかく理性的に判断したのに、最後のお涙頂戴で逆に回るなんてあり得ますか?ないですよね。
普通は。
加えて、毎度思うんですが、世論調査の「無回答・わからない枠」って何でしょうか。各紙回答率を出すわけですが、「無回答・わからない」を「回答した」とする意味がわかりません。
電話調査でいきなり電話を切られたなら、それは「答えない」と言ったも同然。でも、電話口で「無回答」と言うと「回答した」ことになるらしい。結局「無回答がこれだけいるからまだまだわからないよとあおるための枠~」というマスコミにとっての便利グッズじゃないんですか!!??
おっと、イライラしてきました(笑)政治を取り巻くものは、報道も含めて不誠実にまみれているので、ついついイラッときてしまいます。
2.賛成派の理由・反対派の理由
賛成派「思い切った改革が必要だから」「二重行政が解消されるから」
反対派の理由「メリットが分からないから」「住民サービスが良くならないから」
これは賛成派の大阪市民挙げての壮大なボケである。
「思い切った改革が必要だから」だってさ。え~、うっそ~?
ボケにはきっちりツッコんであげましょう。「全く中身があれへんがな!!」と。政治というものは考えられないぐらい多くの人に影響を与えるため、万全に万全を期して、議論を重ねて決定しなければなりませんが、「思い切れば」いい!!なんて壮大なボケとしか言いようがありません。
「自民党にお灸をすえるため」とかいう「内容ゼロ」の「勢い」のみで民主党に政権を任せて大大大失敗した日本ですが、まだ「勢い」が残っているんですね。まさに「ノリ」でやっちゃいま~すといった精神です。大阪人はまだまだ元気なんだなと、むしろ安心感すら湧いてきます。
さあ、結果はどうなるでしょうか?不安半分、楽しみ半分といったところですが、漫才というのはツッコミがあって初めて成立するものです。最後にはきちんとおとしてくれるでしょう。VIVA OSAKA!!!
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2015-05-17 08:25
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