大阪市をなくして五つの特別区を設けるいわゆる「大阪都構想」をめぐって対立する大阪維新の会と自民党は、大阪府内の3市長選で推薦候補が激突。
前回は維新ブームの象徴の一つとなった吹田市長選を含め、いずれも自民党推薦候補が勝った。
吹田市長選は自民・公明両党が推薦する新顔の後藤圭二氏(57)が、維新推薦で現職の井上哲也氏(58)ら3氏を破り、初当選した。
井上氏は元府議で維新の発足時のメンバーで、前回は維新公認で当選。 今回も維新色を前面に出したが、都構想批判を展開した後藤氏に及ばなかった。
3人の新顔が争った寝屋川市長選でも「都構想と連携した市政を推進する」と訴えた維新推薦の宮本正一氏(47)が敗れ、自民党推薦で元自民党府議の北川法夫氏(66)が初当選を果たした。
八尾市長選は自民、民主、公明、社民の各党が推薦した現職の田中誠太氏(58)が、維新と次世代の党推薦の大松桂右氏(45)を退けた。
八尾市を地盤にする維新幹事長の松井一郎大阪府知事が頻繁に大松氏の応援に入ったが、田中氏の厚い支持基盤を崩せなかった。 朝日新聞デジタル記事より抜粋
5月17日に行われる「大阪市における特別区の設置について」の住民投票、大阪都構想の賛否をめぐる前哨戦第2ラウンド、大阪府3市長選挙の結果は「維新の敗北」となりました。
今後への影響を考えます。
スポンサーリンク
前哨戦第1ラウンドの府議選、市議選では、府議選で議席を減らしたものの、市議選では議席増。大阪市での強みを発揮した維新ですが、5月17日の本番が近づくにつれて議論が深まる中での結果ですから、厳しさが増したと言えるでしょう。
都構想をめぐっては、藤井氏を初めとする都構想反対派と、橋下氏を初めとする維新の党の間で激論?が交わされてきましたが、その内容を見れば中身があるのはどちらか、大阪市の住民投票の本質は都構想なるものか、大阪市を解体するものなのか、すぐにわかると思います。
大阪市の住民投票権を持つ方々には「二重行政の解消」「ワン大阪」など、キーワードに惑わされることなく、しっかり中身を精査して判断をしてもらいたいものですね。決して大阪のみの問題ではありませんから。
反対の議論
大阪都構想を考える|藤井聡
賛成の議論
大阪都構想 - 大阪維新の会
政治の議論は”人品骨柄”によって全て決まると言っても過言ではありません。さまざまなことに直面した際、人は何に基づいて判断をするのか?結局は、その人物の人柄に沿って考えが生み出されます。
過去の言動なども参考にすることが重要です。
適菜収氏
オフィシャルブログ
スポンサーリンク
2015-04-27 08:47
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:ニュース
コメント 0